2025年01月05日

柿とヤクルト

両親を連れてのお出かけ先は大晦日に永眠した叔父の告別式でした。
思うこといっぱいありすぎの1日でした。とりとめなく書きます。
製薬会社の研究員だった人で賢くて寡黙な叔父さんと記憶してます。
父の親族は、喋りすぎなくらいお喋りか、喋らなさすぎなくらい寡黙かめちゃめちゃ極端なんだけれど、1番喋らない叔父さんとあたしは思ってました。
が、自分の葬儀についてはここ2年くらいかけて家族の中ですごく話し合って家族だけで無宗教で行うと決められたそうです。
義父も家族葬で参列したのはあたし達家族4人と義母、義妹の6人でしたが義母が積み立てしてた葬儀会社の言われるがまま(夫の弁)エレクトーンの生演奏まであってスタッフ(葬儀でもそう呼んで良いのかしら?葬儀会社の方たち)も6人くらい居て、アルくんのお焼香なんて1人付き添ってくれてた。
お坊さんへの御布施は25万円。安い方なんだそうですよ。でも、1時間25万円の仕事なんや〜ってびっくりしたわ。
因みに家も信仰が無いので無知で義父の宗派と違うお坊さんやったらしい。
という家族葬でしたので、祭壇も無くもちろんお坊さん呼ばないし、戒名も無いから◯◯の霊って書いた位牌、葬儀場のとっても小さい部屋に(義父の時の家族控室の半分より小さい)棺と兄弟一同の名前であたしが手配したお花が一対置いてあって、それはそれでびっくり。
家族葬と言うても全然違うんやなぁ〜。
叔父の意向では無かったけれど、叔母と従兄弟達も話し合って兄弟だけは知らせることにしたとのことで、1番近い父は参列することになったんやけど、東京の叔父と愛知の従姉妹も駆けつけたので参列者は11人。あのさ、部屋に入りきれなかったので急遽続きの部屋開けたのよ。
義父の立派な祭壇と比べたら簡素って言えるんやけど、あたしはここまでできるんやったらあたしもそうして欲しいなぁ〜って思ったけど、夫は見てないから通じないかもなぁ〜。長男に話しておこう。
だって見た目ちゃうやん。心やん。
仲良い家族やったんやなぁ〜って50年ぶりに会うあたしが感じるくらい心のこもったお別れやったよ。
お経は無いけど、孫が絵本を読み聞かせてた。
棺に納めたものの中に、柿とヤクルトがあって、今日のブログのタイトルにしたの。
父も柿が好きなんよ。
あたしはどっちかと言うと柿苦手でわざわざ買うことは無いんやけど、隣りに柿の木が数本植ってるので、戴くとすぐ実家に持って行くの。
アルくんの作業所にも柿畑があるのでアルくんは毎年柿買ってくるから、それもすぐ実家に持って行く。
兄弟なんやなぁ〜。戦中戦後生活が苦しかった子供時代を過ごした父達。
甘いものゆうたら、柿とさつまいもくらいやったん違うかしら。父は今でも柿とさつまいもを食べたがる。柿の季節なら父も柿入れてあげようって思いましたの。
ヤクルトよ。
ヤクルト。
冒頭のにも書きましたが叔父は製薬会社の研究員で結局薬はどうしても必要なものはあるけどできるだけ飲まない方が良いと、自分も処方されても飲まない薬もあったらしい。
けど、ヤクルトは毎朝必ず飲んでたんやって〜。
柿は嫌いなあたしやけど、ヤクルト信者なんはやっぱり血の繋がり?
ちょっと笑ってしまう。
けど、製薬会社の研究員な叔父が毎日飲んでたんやったらあたしもこれからも毎日飲むよ。
あたしの場合はよく飲み忘れるけど。
アルくんは毎朝必ず飲んでる。
ヤクルト信者なんは昔からで、ずっとヤクルトレディさんに来てもらってたんやけど、めちゃくちゃ忙しかった頃留守ばかりになるのでやめてたん。
ある時、老人施設で働いてるママ友が施設であまりにインフルエンザが流行って何か対策をしようと言うことになってでもお金はかけられないのでヤクルトを飲むって言うことにしたら翌年施設でインフルになった人が3人しか出なかったん、と話したのね。スーパーのヤクルトハーフ欠かさず買うようにしたよね〜。
安上がり。
長男が毎年インフル感染してた時はヤクルト飲んでなかった時期やわ〜。
それでもアルくんには絶対感染させなかったけど。アルくんは養護学校中学部に入ってインフル感染して、あたしはキレかけたの覚えてる。基礎体力無い子達なんやからもっと感染対策してくれないと困るって。薬かって飲ませるの大変なんやからって。クラスやスクールバスでインフルの子出たらすぐ言うてくれたらアルくんは休ませるからって言うたと思う。
あたしは自覚ありますが、感染症に多分過敏。アルくんが小学校の5年の時、新型インフルが大流行したんやけど、その時もアルくん小学校めちゃ休ませちゃって感染から守り抜いた。
因みに市内感染第一号者で発表されたんは長男の仲良し(もちろん名前は発表されてませんが。◯◯が新型インフルなったと長男に聞いた翌日市内で感染者出たと発表あったん)
あたし、アルくんがインフル感染した時ほんま中学生やのにずっと抱っこしてたんだわ。なので、感染したっぽくて発熱もしたし関節痛が激しかったんだけど病院行かず(アルくんの看病というか本当に離れなかったので行けず)自力で回復したので、インフル感染で病院に行ったことが無い。記憶に無い。中学生の頃ぎっくり腰を初めて発症したけど、インフルで苦しんだ記憶無いから50年くらいはインフル感染してない。
コロナはアルくんが作業所で感染してきたからやっぱり感染したけど無症状。
アルくんもすごく軽く済んだので(発熱37度が最高)O型はコロナに強いって本当やわ、と思ってたけど長男は職場で感染して普通に症状出たのはやっぱりヤクルト飲んでなかったしか?
根拠は無いよ。化学的な立証もないよ。ただあたしがヤクルト信者なだけ。
あたしの棺にも絶対ヤクルト入れてもらおう。
両親は親戚付き合いあるけどさ、あたしは従兄弟と50年以上ぶりに出会ったのよ。従兄が叔父にそっくりだったので50年ぶりでもわかるもんなやなぁ〜とすぐわかった。従兄は叔父と同じく製薬会社の研究員やったけど、従弟は教員なん。
春に同じく50年ぶり以上に出会い従兄弟の息子も教員。
祖父が実は教員。伯父も伯母も教員。
長男もあたしの反対をよそに教員。
父方親族家族に1人は教員なん、血縁の不思議?
愛知から駆けつけた従姉妹は伯母が早くに亡くなり両親が親代わりなので家に遊びに行ったこともあってそんな50年ぶりとかでは無いんだけど。
あたしとアルくん以上にディズニー好き。自称ディズニー気狂いやて。パリ以外は全部行ったって。
それも複数回。え〜良いなぁ〜。ワールドは一生に一回でいいから行きたいのに。2回行ったって。
久しぶりに出会ってもずっと喋っていられるの、親戚って不思議なもんやなぁ〜って思ったわ。
他にもいろいろあるんよ。
義父も叔父も大阪府民ですが自治体は違うから火葬場違うのね。火葬場の雰囲気も全然違うし、お骨拾いすらも違ってへぇ〜って思ったり。
父は高卒で就職して会社員時代に夜学で大学に行ったのだけど、そこら辺の事情とか初めて聴く話しもあったし。
東京の叔父が末っ子なんだけれど、父が勉強してる姿を家で見たこはなかったって。亡くなった叔父や伯父たちといつも将棋してるのしか見たことないのに成績はいつも一位やったと。父が照れたように「ワシは試験に強いんだわ。会社の中でも学校あっていつも1番やった」とかましてきたん笑えたり。
インプット多すぎの1日。
とりとめない長文になってしまったけどblogで書いてアウトプットしてサッパリしましたわ。
今日は一日ダラダラして明日からまた頑張ろう。

posted by サンタマリア at 08:17| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月20日

弟妹の視点?

あまり芸能ネタのことは書かないようにしてるんですが
昨日は笑いながら楽しく視聴しましたよ。
ダウン症の姉みちこさんとバイオリニストの妹ちさこさんのファミリーの番組。
お父様も高齢で足が弱っていらっしゃるみたいですがお元気で、初登場の弟さんも饒舌で会話が途切れることが無い。
皆さん本当にお元気。
みちこさんはなんと62歳ですって。
今ではダウン症の人の寿命も伸びているようですが、アルくんが生まれた時に読んだダウン症関連の本にはまだしっかりと短命と書かれていましたよ。
そしてやっぱりそんなに元気に歳を重ねてるダウン症の方をあたしの周りでは見かけない。
アルくんの作業所のダウン症の男性は60歳まで生きられたけど晩年は医療ケアが必要な状況でしたし、
親の会の創設メンバーの息子さんは昨年50歳を前に永眠された。
アルくんと1番誕生日が近かった同級生はわずか20歳で天に召された。
アルくんの1番仲良しの同級生のママ友は
「朝起きて息してなかったらどうしようと思うから1人で寝かせられない」と言うてるけど、本当に次々合併症が出て、まだ25歳と言うのに脳梗塞まで起きてる。
アルくんなんてめちゃ元気な方やったけど、ここ数年は急に歩けなくなったり、下痢が続いたり、その度に全てのことが出来なくなり全介助に近くなる。
ダウン症の成人期退行って言う言葉が常に頭の片隅にある。
ちょっとした不調が大きな不調に繋がることを実感しているし、
実際に退行してるダウン症さんも少なからず居る。
そーいえば退行で悩んではったけど白血病やった同級生も居るんよ。
元気でしっかり生活してるみちこさん見たら、希望を持てる気がしてくる。

ちさこさん不在のコンサートで、盛り上げるために「ちさこさんへの不満を言ってみる」コーナーがあったのね。
ところが、みちこさんが怒り出したの。
みんながしっかりしないからちさこが怒るんだからと。
そして、楽屋で1人1人にちさこはちゃんとしてますからよろしくお願いしますと言って回ってたの。
テレビ的には、コーナーの企画意図を理解してないみちこさん、な扱いだったけど。
それって違うのになぁ〜って思ったのはあたしが弟や妹ではなくダウン症の母なんだからだろうな〜。
視点が違う気がしましたの。

みちこさんは、ちさこさんやたろうさんからは面倒を見なければならない姉なんだろうけれど、みちこさんも姉らしく妹や弟を気にかけていて、自慢のというか妹の活躍を誇らしく感じているのに、公の場で妹の悪口を言われたら、姉としてはそんなことは無い、しっかりした妹なのと言わねば気が済まないのよね。

そこかしこに姉としてのプライドを持ってることを感じたのだけど。
妹や弟には伝わってない感じがしました。

缶バッチの色なんかで拘ったりするので子供扱いというか、分からない人扱いされてるけど、
その実、係の人に交渉してみたり、自分の気持ちをしっかり周りに言えるところが、62歳でも元気な秘訣だとも思ったなぁ。 

アルくんがそんなふうに拘ってたら
あたしは、あたしが周りの人に代弁してしまう。
多分黄色が良いと思ってるので黄色にしてあげてもらえませんか?って。
ちゃうなぁ。
これからは「自分で黄色にしてくださいって言ってきてごらん」ってアルくんに言うようにした方が良いじゃないか?とか。

記念写真撮る時に、みちこさんに「お腹引っ込めて」とか言うのも面白かったなぁ〜。
アルくんと一緒に送迎車に乗るみちこさんくらい軽度なダウン症君のお父さんが彼に「その歩き方、アホに見えるぞ。背筋伸ばせ」と言うたの見て、びっくりしたことあるんやけど、毒舌で育てると賢いダウン症になるんやろか?とか。

いちいち面白かった。
みんな見た?
笑った?
そして元気をもらったよね。


posted by サンタマリア at 00:16| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月23日

クリスマスTDR旅行記番外編 

アルくんが昨年の下痢以来なんか変な習慣がついてしまっています。
もしかしたらもっと前からやったのかもしれない。
オシッコがなかなか出ないのです。
チョロっと出て止まる。
またチョロっと出て止まる。
ウォッシュレットを使って刺激して出す。
それを何回も繰り返す。
ウォッシュレット使ってお尻濡れても拭かないのでパンツが濡れ、1日に4〜5枚履き替えます。
主治医には話したけど、何も言うてくれなかった。
外に出てる時は、絶対一緒に入らなくてはいけません。
男子トイレ行っておいでとは言えない。
なので、バリアフリートイレに絶対行くのですが、
困ったことにかなりの確率で全然必要としない人が使ってるところに出会します。
若い女の子が寝てたこともあった。
30分過ぎると自動的に施錠が解除されるので普通に開けたら、床に座り込んで爆睡してたので最初倒れてるのかと思って、思わず叫んだら、起きて飛び出して行ったの。
あれびっくりしたなぁ。

今回は京都駅のママ友に教えてもらったちょっと穴場の利用者少ないバリアフリートイレ。

夜行バスに乗る前の夜10時半、
夜行バスが到着した早朝5時半、
そのおトイレが使用中。なかなか出て来ない。
負けないあたしは、ノックするんやけど。
出てきたのは2日とも同じ人やった。
80歳代に見えるお婆さん。
服装も同じ。
ノックすると返事して、出てくる。
大量の荷物と共に。
1人では持てないし、トイレと外を3往復くらいして荷物を出し、一般トイレに移動する。
あたし達が出たらまたバリアフリートイレに戻るらしく一般トイレで立ってる。

路上生活というかトイレ生活者みたい。

その歳でどんな人生歩んでこの生活なのか?
これから冬なのに大丈夫なのか?
心配で、贅沢旅行した自分が悪いことしてるような気分になってしょぼぼんとなってしまった。

日々義父の状態を心配している最近なので
もしトイレの中で倒れはったら?と思ってしまう。

バリアフリートイレの占拠はとっても迷惑なことでもあるので、通報と言うか
駅員さんに伝えてきた。
お年やし、冬になるし、トイレの中で倒れたはったらめちゃ気の毒やし、保護してあげて欲しいと。


posted by サンタマリア at 15:25| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする