コロナ禍以前に、成人期のダウン症についての講演会に行った時、
「ダウン症あるある」を話されて笑った。
あるダウン症の方は
作業所で空き缶潰しのお仕事をしてる時、
少しずつ潰す前の空き缶を並べ始めたのですって。
一気にたくさんは並べない。
ここまでは見逃してもらえた、
明日は、もう少し並べても大丈夫かな?
様子を見ながら、
すこーしずつ、変更を加えてくると。
変更したことは、いつのまにかその方のマイルールとなって、もう元に戻すのが困難になる。と言うようなお話だったかしら?
潰す前の空き缶なんて、並べる必要はないのよ。
だけど並べたくなったのね。
アルくんも並べるの好きなので、やりそう〜と笑ってしまった。
こんな分かりやすいことでなくても、
アルくんも、少しずつ、少しずつこちらの出方を見ながらいろいろマイルールを作ってしまう。
水曜日の帰りの送迎もいつの間にかアルくんルールができてしまっていた。
アルくんは、駅の北口で降りることになっている。
が。
水曜日は、習字教室とその前のAEON寄り道をするのに、北口で降りて駅を通り抜けるのをやめて、南口まで送ってもらうことになってたのでした。
それも、北口から南口に回る前に仲良しダウン君の家まで送迎して、
ママ友に挨拶して、それから南口へ。
あたしの知らぬ間に、そんなルールができていたのでした。
アルくんがどんな風に変更をお願いしていったのかは判らないのよ。
昨日、送迎が新しい方になっていたので、
アルくんのマイルールが上手く伝わらなかった。
南口まで送って下さってるのだけど
仲良しダウン君の家を回ってなかったのでした。
アル君、送迎車からあたしに電話してきたんだけど、
あたしも仕事中でちゃんと話を聞いてやらなくて話しが理解できませんでした。
雨も降ってたので、結局自宅まで送って下さったのでした。
その時仲良しダウン君がまだ車に乗ってたので、あー、仲良しの家に行ってないから不満なんだとわかりましたの。
でも、大人になって少し柔軟に行動できるようになったアルくん、素直に家で降りました。反抗期のややこしい頃だったら、仲良しの家に行って南口に送ってもらわないと降りなかったかも。
仕事の合間に習字教室へ送りましたわ。
で。
今朝、
このことを連絡帳に書いて欲しいとアルくんが言うたのを忘れて、他のことを書きました。
ら。
作業所から電話してきた。
アルくん担当の職員さんに説明して欲しいんですと。
なんとしつこいアルくん。
担当の職員さんに代わってもらって、説明してやっと納得してくれました。
もともと、アルくんがルール変更してるのが悪いんですけど〜。
アル君がそれで心地良いならと、対応してくださってます。
ダウン症あるある、
地味なルール変更も見逃してるとめんどくさいことになります。
posted by サンタマリア at 16:38|
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