セミナリヨは、ほんとうに響きが良いホールなのです。
ベーゼンドルファーも、よく鳴ります。
以前、アメリカ人の男性ピアニストのコンサートでも、このベーゼンドルファーはこんなに鳴るのかぁとびっくりしましたが、
今日も、すごくよく鳴ってました。
友人はマイク仕込んでるのか?と思ったと言うほど。
ピアノは、なんと面白い楽器なのでしょう。
レフレールの二人は、弦を直接押さえる奏法も交えるので、
時にはお琴のようだっり、
時にはカスタネットのようだったり
弦楽器にも打楽器にもなったように
とても面白い演奏でした。
聴いてるあたし達も楽しかったですが、
レフレールの二人も、きっと楽しかったと思います。
響きが良いから弾いていて気持ち良くなるのです。
あたし達でさえ、ですから
彼らにしたら、もっと気持ち良かったと思います。
と、ホールのスタッフと
「響きが良くて気持ち良かったでしょう?」と聞いてみたいね〜と喋ってました。
絶対気持ち良かったと思うのよ。
で、曲を間違えてはりました。
プログラムの曲と違う曲を弾いちゃった。
で、さらに
プログラムに載っていない曲も。
パイプオルガンの前でこの曲を演奏します、と言って弾いてくれた曲が
ほんとにセミナリヨに合ってました。
今日の演奏曲の中で一番好きだったかも。
弟さんが好きで得意とされてブギウギも楽しくて良かったけど彼らが急遽変更した曲、ホールの響きにマッチしていたと思います。
ノリの曲はね、二人が足を鳴らすのよ。
ドンドンと。
足も楽器にしてるのね。
だけど、残響も長いからドンドンがボワンボワンなのよ。
靴底にプラ板貼ったらどうやろ?
タップシューズのように。
タップのようにカチカチって言う音までは要らない。
ドンドンより、シッシッって言う音の方がスッキリすると思うのよね。
ちょっとそこ残念でした。
とか、あたし達はホームなホールなので、
ちょっと上から目線で言いたい放題言いながら楽しみました。
ほんと、美しく響きの良いホールでの演奏、楽しかったでしょう?って聞いてみたい。