行政から障害の重さの判定を受けなければならない。
老人だったら介護保険を使うにあたって、介護認定をしてもらわねばならないけど、そんな感じ。
介護認定は五段階らしいけど、
障害認定は、区分判定と言って六段階。
1〜6まで、6が1番重い。
そして、日常の生活はさておき
なるべく重い判定を受ける方が手厚くサービスが受けられる。
アル君は、作業所から就労継続B型ではなく、生活介護で来て欲しいと言われてるけど、
区分が2では生活介護では行けない。
3以上取らないと。
逆に、3でも就労継続B型に行くことはできる。
行政から、作業所への補助金も区分が大きいほうが多いので、
たぶん、実際は手がかからないけど区分は重いほうが作業所にとってはありがたいはず。
アル君は、手がかからない、と思う。
だから
いかに判定が重く出るか、
ドキドキハラハラ。
生活介護って、言われてるんだから、2ってことはないと思うけど、
行政は甘くないので、2をもらって作業所に行けなくなったというどんでん返しもあり得るらしい。
3かなぁ。
アル君と一緒に作業所行く友達は難病かかえてるので、なんと、5が出たと言うので、
せめて4欲しいなぁ〜。
と、思いながらの福祉課の聞き取り調査。
ウソは言ってはいけない。
だけど、ほーんと、アル君はエピソードに事欠かない。
でたよ、出た。
「最近、皮膚の病氣などしましたか?」
こんな質問知ってたわけじゃないけど、
イタリア旅行中の、アル君の謎の湿疹、
ちゃーんと皮膚科もダウン症外来も受診してありましたがな。
「突発的な行動しますか?」
普段は、しないよ。
だけど、夏休み父とプールに行ってテンション上がりすぎ4時間行方不明になりましたから。
こんな感じでいっぱい上手く答えられたなぁ〜と思ったんだけど、
一人で買い物行くとかちゃんと黙ってましたもん。
お金の計算はできない、と事実は言いましたけど。
「薬は自分で飲めますか?」
とかは、薬の種類を把握して、何錠ずつか、
朝晩の2回か、朝昼晩の3回か、理解してないので介助が必要です、って答えないとあかんよ。ハイと、渡して飲めるのは、飲めるに入らない。
ほーんと、頑張った。
上手く答えられたんだなぁ〜。
めでたく4が出ました。
ホッとしたよ〜。